今日:7 hit、昨日:51 hit、合計:13,255 hit
小｜中｜大
・ ページ23
そんな声が俺の耳に届いた瞬間、立ち上がろうとした力がふわっと抜け、カラカラと転がる音ともに白状が手のひらから抜けていく。
唯一の頼みの綱が、消えた。
しまった。
白状。
俺の白状。
手探りで地面を少し這うが、見つかるはずもない。
「誰か、」
俺の白状を取ってくださいませんか。
そんなたった一声でさえ、なぜか出なかった。
俺の周りのざわざわとした声が増えていく一方で誰も助けてくれる気配はない。
惨めで絶望的な気持ちが俺を満たしていく。
結局俺一人じゃ何も出来ないし、みんな遠巻きに俺が足掻くのを見ているだけで誰も助けてくれないみたいだ。
このまま、ここに這いつくばっていても迷惑なだけだから早く立ち上がりたいのに。
どうしよう。
「大貴。大丈夫、？」
その一言で果てしない暗闇に光が差す。
ああ。やっぱり君は救世主だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (
レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃん | 作成日時：2024年3月3日 20時
