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その後もしばらく雑談しながら、フランクフルトを食べ進めた


「そろそろ、また歩く?」

「うん」


慧の問いかけに答えながら立ち上がった時。


「あぅっ」


右足の親指と人差し指に激痛が走り、思わず声を出してしまう。


「大貴、?」

「ごめん。慧。大丈夫。」


さっきから靴擦れしている感覚はあったけれど、ぎり我慢できる痛みだったのに。

ついてない。


「大丈夫じゃないでしょ?靴擦れしたんだよね、ごめん気づかなくて。」


慧は「座って」って言ってくれる。


「、、、さっきまで全然痛くなかったんだけど。俺こそ迷惑かけてごめんね」

「迷惑なんかじゃないよ」


慧はそう笑いながら俺の足をみてくれているようだ


「立派な靴擦れですね」

「そうですかあ、」


医学部の慧が急に真剣な声を出すもんだからそれっぽく聞こえてしまい、思わず口角が上がる。


「絆創膏、あるかなあ」


ごそごそと慧が自分の鞄を漁る音が聞こえる。


残念ながら俺は持っていない。


なければないで全然大丈夫なんだけど。


慧にそう言おうとしたら、


「あ、大ちゃん!!!ラッキーだよ!!最後の1個だ!!」


そんな慧の嬉しそうな声が聞こえる

この人はいつも俺の''ついてない''を覆してくれる。

君はやっぱり俺のヒーローだ

俺がそんなことを思っているうちに慧はてきぱきと絆創膏を貼ってくれる


「はい、これで完了です!立ってみて?」


言われた通り、慧が絆創膏を巻いてくれたところをゆっくりと鼻緒に通し立ち上がる。


「すごい!全然痛くない!!本当にありがとう慧」


「どういたしまして」


慧が微笑んでくれたのか空気がなんとなく緩んだ気がした。

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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時

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