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そんな感じでしばらく歩いているとフランクフルトの美味しそうな匂いがしてくる
「大貴、食べる？」
さすが、慧。
俺の気分をわかってる
「食べる！」
慧は「やっぱりね」って笑いながらすぐに2つ分買ってくれた。
俺も後でなんか慧の分を買おう。
心の中でそう決意しながら、手近なベンチに腰掛ける
「はい、大ちゃん。ケチャップもうかけてあるからね」
「ありがと」
慧から手渡されたずしりと重みのあるフランクフルトがついてあるだろう木の棒にかぶりつく。
じゅわーとソーセージの旨味が口の中で広がる。
衣もサクッとしてて美味しい。
カロリーは高そうだけど、お祭りの日くらいいいよね？
「美味しい」
笑みを浮かべながらそう言うと、慧がさっと動く気配がする。
「美味しいね」
その声と共に俺の唇の端にひんやりとした布が押し付けられる。
「あ、ケチャップついてた？」
「うん。かわいい」
恥ずかしい。
19にもなって、ケチャップ拭ってもらうとか。
「ありがとう」
お礼を言ったあともまだ恥ずかしくて、それを誤魔化すようにまたフランクフルトにかぶりつく。
「ふふっ」
慧が笑う声がするからまだもぐもぐしながら慧のいる方をじとーっと見つめてみる。
彼と目線が合っているかは分からないけれど。
「俺はここだよ。大ちゃん」
慧の優しい声と共に、この前の傷が治ったらしいすべやかな手が俺の頬を包み、首が少し動く
こっちに慧がいるのか。
ちょっと惜しかったな。
そんなことを思いながら、心の目で彼を見つめる。
慧は今どんな表情をしているんだろう。
笑ってくれてるといいな。
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (
レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん | 作成日時：2024年3月3日 20時
