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「ごめん。大貴。」
いつもの優しい声になった慧が謝るから、慌てて首をもげそうなくらい横に振る
「助けてくれて本当にありがとう、いのちゃん」
少し照れくさくて、『いのちゃん』なんて滅多に呼ばない言い方でお礼をする
「やっぱり大貴は童顔で可愛いから1人にさせておけないなー!」
慧がそう言うからぷくっと頬をふくらませる
「俺、童顔じゃないもん!もう19だし!!」
「そういうところが子供っぽいんだよなあ」
慧がからかうような声で俺の膨らんだ頬を包み込むように手のひらで触る
さっきのあのチャラ男に触られた時とは正反対の喜びが自分の心を満たすのがわかる。
しばらく、慧のいる方を見つめるけれどあることに気づいて口を開く
「慧、手怪我したの?」
俺と今向かい合ってる慧が俺の右頬を触ってるから多分左手だと思うんだけれど、どうやら絆創膏が貼ってあるようだ。
もしかして、さっきの男にやられたとか?
後々よく考えれば絆創膏なんて貼る時間なかったからそんなこと絶対にないってわかるんだけど、心配になったその時の俺は尋ねる
「さっきの人達にやられたの、?」
少しの間のあと、慧は俺の頬から手を離して笑った
「、、違うよ笑昨日家で滑っちゃって擦れちゃっただけ笑」
それは大変だ
慧、意外とおっちょこちょいなところあるから気をつけて欲しい
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時