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後ろにも人の気配を感じるのと同時に声がする。
「俺の連れに手出さないで貰ってもいいですか?」
凛とした声。
俺の大好きな声。
その声を聞いた途端硬直していた体が柔らかくなっていくのがわかる。
「へー。お兄さんも綺麗な顔してんじゃん!一緒に遊ぶ?」
「結構です。」
慧は即答して俺の隣に来て耳のそばで言った
「大貴、別の場所に行こう」
うんと頷き、立ち上がろうとした瞬間。
まだチャラ男たちに絡まれる
「お兄さん。俺達のこと断るとかいい度胸してんね?行かせるわけないじゃん」
そう言って俺の肩に手を置くチャラ男。
パチン
とすぐ響き渡る乾いた音。
「いたっ」
「何すんだよお前!!」
怒ったチャラ男たちの声が聞こえ、状況が読めない
何があったんだ?
「手、出すなって言いましたよね。本当にやめてもらえませんか。あんたたちの汚い手で大貴に触ってほしくない。」
これまで聞いたこともないくらい怒った声で慧がそう吐き捨てるように言った
「佐々木ー。こいつら面倒くさそうだからもう行こうぜ」
「え、それな。気色悪ー」
男たちはそう捨て台詞を言いながら去っていった。
ほっと息をつき、安心したのか体の力が抜けてきて座り込んでしまう。
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時