プロローグ ページ2
だから、俺は今日も俺のヒーローに感謝と、、、、、、懺悔をしに行くのだ。
・
コツコツカツンカツン
やっぱり朝の病院はことさら静かだ。
足音がよく響く。
「あ、有岡さん!おはようございます」
「おはようございます」
顔見知りの看護師さんだ。
俺がこんな格好だからここに通うようになって2ヶ月なのにすぐ覚えてもらえた。
「いつもみたいにお見舞い記録に記名しておきますね」
「ありがとうございます」
きっと『お見舞い記録』は普通だったら本人が記名するものなのだろう。
やっぱり俺はこういうさりげない優しさに支えている。
そういうことを思いながらさらに歩を進めていく
そうすればコツンと白状が壁に当たった。
突き当たりみたいだからここだ。
彼の病室は。
取っ手は、、、、
あった。
ガラガラと音を立てドアをスライドさせる
もうここの間取りはほとんど把握しているから、かなり慣れた手つきでベッド近くの椅子に座ることができた。
ふーっと息をついて
やっと君に挨拶することが出来る。
「慧、おはよう」
、、、、、規則正しい電子音が音を立てているだけで、声が返ってくることは無いけれど。
ピ、ピ、ポト、ピ、ピ。
ピ、ピ、ポト。
今日も心電図や点滴の音たちが君の体の状態を教えてくれる。
「慧、触らせて」
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ちゃん(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございました。普通にミスです、すみませんでした、、 (3月7日 23時) (レス) id: 596977d8b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグが立ってます.. 二次創作なのでオリジナルフラグは消した方がいいと思われます.. (3月5日 2時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年3月3日 20時