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「当たり前のことじゃん!人よりね、多く神様からプレゼントを貰ってるんだからそれをみんなに分けてあげなくちゃ、!!、、、フェアじゃない。」
、、、純粋な瞳でそう言い切る大貴にはやっぱ叶わないわ。
「それにね、侑李だってその能力使ってお医者さんとか警察にアドバイスしてるでしょ、?それと同じようなものだよ。」
大貴はそう言うけれど、ボクは自分の命を削ってるわけじゃない。
ただ急変しそうな患者さんとか、ストーカーに狙われている人とかの最悪の未来を防ぎたいだけ。
「、、、、ボクは大貴のその優しさ尊敬してるよ。」
大貴は嬉しそうに笑う。
「ありがとう」
「だけどね、同じくらい怒ってる。そりゃあ、みんなにできるだけ長生きして欲しいけど、大貴が死んだら元も子もないじゃないか。ボクは、ボクは大貴が生きていてくれればそれでいいのに、、、、ほんとにたったそれだけでいいのに。なんでみんなのお願いは聞いてボクのお願いは聞いてくれないの、、、、?」
淡々と本音を吐露すれば、我慢していた涙が溢れ出てくる。
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年1月28日 9時