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その言葉の意味を理解するのに数秒かかった。
困惑する脳内のままやっとのことで声を絞り出す
「え、、、、、?」
「僕ね、さっきも言ったけれど病院生活長いからさ、外の世界全然知らないんだよね。ここが僕の世界の全てだから。涼介が外で見てきたもの、聞いたこと、感じたこと全部全部僕に共有して欲しい。」
真剣な眼差しで知念はそう言うけれど、責任が重すぎるし、俺の生活は人に共有するほどのものじゃない
そう思って断ろうとした時、知念が言葉を続ける
「だって涼介、この世界にサヨナラするんでしょ?まだ寿命でもないのにもったいない。だからさ、病気でかわいそーな僕のためにその余命を使ってよ。」
少し自虐的な笑みを浮かべる知念
「言っとくけど俺の人生そんな面白いものじゃないよ?」
「涼介が感じたこと興味あるから全然いいよ」
間発入れずにそう言う知念。
、、、、、、そこまで言うのなら、君の案に乗ってみるのも面白いかもしれない。
「、、、、いいよ。」
俺がそう言えば知念はやったあと子供みたいに歓声を上げ、手を差し出してきた
何だこの手。
困惑していると、知念が俺の手を握り自分の小指に俺の小指を結びつける
「じゃあ約束!!」
その花が開いたような笑顔につられ俺も思わず微笑んでしまう。
「うん。約束」
Fin.
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無駄に伏線ばらまいたくせに終わり方雑になってしまいすみません💦
書きたいこともあるんですけれど今回は見切り発車でここで終わらせます、
もしかしたら続きXであげるかもです!
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作者名:ちゃん | 作成日時:2024年1月28日 9時