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「え、、、、？」
想像の斜め上の質問で思わずたじろぐ。
だけど
「この世界がつまんないから」
少年の純粋な目に引き込まれるように間発を入れずにそう呟いてしまう。
しかし流れのままに言ってしまってから気づいた。
少年が薄い青色のニット帽を被っていること。
そして点滴スタンドに寄りかかるようにして立っていることに。
、、、、、、、そう言えば、ここは病院だ。
きっと闘病中のこの少年の前で死ぬなんてデリカシーがないだろうかと反省しかけるが1度決めたことは仕方ない
俺も負けじと強い意志をもって少年を見つめ返す
そうすると少年は少し微笑んで言った。
「つまんないから死にたいなんてつまんない理由だね」
は、、、、、、、、、。
俺がどれだけ苦しんできたかわかっているのか。
「別に人がなんで死のうが関係ないでしょ」
カッと頭に血が上り相手が病人だということも忘れて思わずそう強く言い返してしまう。
「確かにそうだね。だけど僕はどうせ死ぬなら病気と最期まで闘って死にたいからさ。君のその考えはつまんないなって思っただけ。」
俺の強い言い方には気にした風もなく飄々という少年。
「、、、、死ぬ前提なんだ。」
こういう患者の人って完治を目指していると思っていたから予想外の答えにまた思ったことを思わず呟いてしまう。
それを聞いて少年はまた微笑を浮かべる
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作者名：ちゃん | 作成日時：2024年1月28日 9時
