純愛夢想倶楽部 (ページ13)

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え、、、、

は、、、、

「あと、もう3日前だけどお誕生日もおめでt」

戸惑う俺に気付かないふりをして言葉を続ける元カレの言葉を遮るように思わず扉を閉める

え

嘘でしょ。

なにかのドッキリだろうか。

だっているはずがない。

、、、、遺体だって確認したんだもん。

今見たのは疲れてる俺の幻覚。

そうだそうだ

そう自分に言い聞かせてると

ガンガンと扉が叩かれる

「ねえ！？慧！！開けてよ！！！」

いや怖い怖い

その扉の叩き方だとゾンビ映画みたいになっちゃうから

心の中でそうツッコミながらおそるおそる扉を開けてみる

そうするとすぐさま

俺の方へ歩いてくる元カレ。

いや、え、

なんでいるの？

彼が歩いてくるのに合わせて

思わず後ずさると

さっきまで満面の笑みだった元カレが

不安そうな顔になる

「え、俺臭ってる、？」

「死んだ時着てた服だからなあ、一応洗濯したんだけど」とか何とかぶつぶつ言って、自分の大きくロゴのついた黒フーディーパーカーを鼻に近づけくんくんと嗅いでる

、、、なんか論点がずれてる気がするんだけど。

「いや、別に臭くはないよ」

「え、だよね！？よかったあ！！」

再び満面の笑みに戻る彼。

「久しぶり、慧！」

そう言いながら彼は首をこてんと傾ける

傾けたせいで乱れた前髪を首をふるふると振って直そうとする姿を見て、

あぁ、大貴それ癖だよね

とぼんやり思う