純愛夢想倶楽部

ウエディング・イヴ ページ11

※同性婚が法律上で認められた世界線です。inさんがドレスを着る描写があります。

慧(33) 大貴(23) 雄也(33)




「今日はありがとね！雄也」



バイクのヘルメットを外しながら、自宅まで乗せてくれた婚約者に礼を言う。



「せっかくだからうち入っていく？」



まだ20:30だし、別れるのが名残惜しくてそう言えば雄也は少し考える素振りを見せたあと首を振る



「、、、今日はやめとくよ。だって慧くん今日いっぱい歩いて、そのうえいろんな人に会ったし疲れたでしょー？」



「疲れてないよ！」



そう言うけど雄也は微笑みながら重ねて言う



「明日も早いからね。
、、、、、、、それに明日から俺たち同棲するんだよ、！！独身最後の夜をお互い楽しも？」



そこまで言われたら仕方ない、



しぶしぶ頷くと雄也は困ったように笑った



「ごめんね。本当は俺も一緒にいたいけど、慧くんの好きが止められなくて、、、、俺暴れちゃいそうだから」



そう囁く雄也はやっぱりずるい



「気をつけて帰ってね、、？」



「うん」



雄也が俺の額にそっとキスをしてくれるとたちまち自分の顔が火照っていくのがわかる



もう、！ほんとにずるいんだから！



「じゃあ、明日9:00に迎えに行くから！」



「ありがと」

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