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暫くすると
｢りょう、ゆーりおいで、！｣
｢ぱぱ、！！｣
痛みが引いてきたのかんーよしよしなんて言いながら双子を撫でる弟。
こいつにはやっぱかなわねえわ。
｢お兄さん、ちょっとよろしいですか？｣
担当医に呼ばれる
｢大貴、ちょっと先生とお話してくるわ。｣
｢、、うん。｣
病状説明室という今まで1度たりともいいお話を聞かされたことの無い部屋に案内される。
｢弟さんのことについてなんですが、、、、｣
｢はい。｣
｢最近痛み止めの回目、てんかん発作が以前より多くなっています。｣
｢、、、、はい。｣
｢我々が思っている以上に病気の進行が早く、これから言語障害なども出てくるかも知れません。｣
｢、、、、、はい。｣
これ以上聞いても自分が傷つくだけだと分かっていた。だけど考えるより先に口が動いた。
｢、、、、、、大貴は、弟は、あとどれくらいなんでしょうか、？｣
｢はっきり言ってあと1ヶ月もつかどうか、、、、｣
2ヶ月前は半年だと言ったのに。
計算が合わないじゃないですか。
そう叫びたい気持ちを必死に抑える。
先生方があらゆる手を使って治療をしてくださってるのはわかっているから。
｢、、そう、ですか。分かりました。今後も弟をよろしくお願いします。｣
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作者名：ちゃん | 作成日時：2023年12月21日 18時
