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そう言って俺がリビングへ戻るタイミングを見計らっていたように俺に抱きついてくる双子はやっぱり可愛い。

口角が上がりまくるのを抑えられるはずもないのだけど、一応保護者代わりらしく振る舞う。

「いいけど、宿題は終わったのー？」

cn「児童センターで終わらせたよ！！」

「相変わらず2人は偉いね」

そう言いながら2人の頭をなでなでする

ym「だからね、聞かせて！！」

『パパ』大好きな２人のおねがいを断る理由なんて俺には無い。

だけど、いつもこのおねがいをされる度に気になってることがある。

双子とソファに座りながら、とうとう聞いてみることにする。

「大ちゃんのことなら俺より伊野尾の方がよく知ってると思うんだけど、伊野尾には聞かないの？」

そうなのだ。

この2人が大ちゃんの話を伊野尾にねだっているところを見たことがない。

なんなら、伊野尾がいる時に俺に大ちゃんの話を聞いてきたこともないかも。

俺は大ちゃんとそれなりに仲がよかったと自負しているけれど、やっぱり大ちゃんは俺にとって『親友の弟』だし、ブラコンのアイツにエピソードで勝てる気もしない

だから伊野尾に聞いた方がより濃厚な大ちゃんエピソード聞けると思うんだけど、。

2人は俺の問いを聞いて少し困ったように目を見合せた。