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おれんじぜりー ページ4
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大貴が余命宣告されたからと言って正直俺たちの日常は余り変わらなかった。
本当は在宅治療という手もあったのだが、俺には仕事があるし、ヘルパーさんを雇えるほどの経済的余裕もなかった。
本当に申し訳ないと思う。
今まで通り俺は朝双子を幼稚園に送った後、仕事に行って、15:00に幼稚園に双子を迎えに行きそのまま病院に送って、自分は仕事に戻り、21:00にまた病院に双子を迎えに行くという生活をただ繰り返した。
大貴が余命宣告されて2ヶ月後
久しぶりに1日休みが取れたので今日も双子を連れて病院に行く。
cn｢ぱぱおれんじぜりーよろこんでくれるかなあ？｣
｢喜ぶよ絶対｣
ym｢どんな顔するかなー！？｣
いつにも増してテンションの高い双子と手を繋ぎながら病室の前に立った時。
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作者名：ちゃん | 作成日時：2023年12月21日 18時
