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ページ9

『遺書 山田涼介

皆さんがこれを読んでる時、俺はもういないんですね。

っていうベタな書き出し!!!
使ってみたかったんですよねー!

俺の葬式は本当は派手にやってもらいたいですけど、お金もかかるんでただ海に骨投げて頂くだけで大丈夫です。

俺施設育ちなんですけど、HSJの皆さんは優しく俺のことご指導してくださったり、飲み会とか連れていただいたりしてほんとに楽しかったですし、居心地よかったです。

「正義」のために役に立てたかわからないんですけど、俺幸せだったと思います!』


「、、、、、、
よくここに入って半年なのに遺書に俺らのこと書けたな」


「いやほんと皆さんにはお世話になってるんで!!」


「んーいいんじゃね?裕翔の金庫入れてくれば?」


「あざす」


そう言った途端自分の遺書をビリビリ破く山田。


「は、!!!?」


「何やってんの!?今せっかく書いたのに!!!?」


「いやすみません。せっかく見てもらったのに。

けどやっぱ死ぬ前提の気持ちでいたらほんとに死にそうなんで。

俺そう簡単に死にたくないし、死なないので!!!」


「ふはっ、なるほどねー。
山田らしいな。けどドラマでそういうこと言うのって死亡フラグってやつだからな。ほんと気をつけろよ。俺もお前には絶対に死んで欲しくないから。」


「大丈夫です!絶対死にません!!」


、、、、、頼もしいな、新人くんは。


「悪い組織一緒にぶっ潰すぞー!」


「おー!」


慧、俺、新しい相棒と何とかやっていけそう。

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作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月13日 19時

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