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arside
ボスの話は衝撃的だった。
俺の知らない、慧の話だった。
慧は俺に全然自分のこと話してくれていなかったのだと、改めて痛感する
俺は本当にあの人の相棒、だったのだろうか
そう思っていたのは俺だけだったのかもな、
自嘲的な笑みがこぼれる
yb「こんな夜遅くに重い話してごめんな。今日はもう帰りな」
、、、、、確かに今日はもう仕事に身が入らなそうだ
素直に帰ろう
山田と裕翔も帰る支度を始めている
ym「じゃあ、俺帰ります」
yt「お疲れ様でした」
2人が帰っていく
俺もそれに続いて帰ろうとした時
yb「大貴」
ar「、はい!!」
yb「伊野尾はさあ、昔から不思議なやつだった。滅多に自分のこと話してくれなくてさ、ミステリアスって言うのかな。、、、、、、だけどあいつ、お前のことになるとよく話してくれたんだ。大体がデレデレの褒め言葉なの、笑『正義感に溢れる可愛いやつだ』って。、、、、だからさ、お前は立派なあいつの相棒だったと俺は思ってるよ。」
、、、、、、、、。
yb「ごめんな、変な話ばっかして。さっきの話はおじさんのくだらない独り言だと思って、深く考えないすぎんなってことを言いたかっただけだ。」
ar「、、、、、ボス。貴重なお話ありがとうございます。、、、少し心が軽くなりました。、、じゃあお先失礼します」
そう言って部屋を後にする
慧の心の中を一度見てみたかった。
あの人のことをもっと知りたかった。
これが今日ボスと話していちばん強く感じたこと。
、、、、、、そういえばもう少しで慧の命日だな。
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作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月13日 19時