太陽と弾丸 (ページ32)

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｢、、、、、、やっぱり、この人、HSJのメンバーだったん、ですか？｣

｢、、、、そうだよ。前言った俺と裕翔の先輩でボスの同期。｣

｢、、、、、、、、、で、なんで急に慧のこと調べてたの。｣

｢伊野尾さん、自身のことと言うか、俺が過去に遭った事件のこと調べてたら、伊野尾さんに辿り着いたんです。｣

事件、、、、、、？

山田が遭った、、、、、、？

脳内が混乱してくる

なんだそれ、

｢やま、それどういうこと｣

俺の疑問を裕翔が口にしてくれる。

すると、山田は自分の過去のことについて話し出した。

全て初耳な話だった

慧と昔家族の話をしていた時｢俺の家族はもう死んじゃったよ。｣なんて切なそうに話すからこれ以上は聞いちゃいけないと俺の脳内のストッパーがかかったのを思い出す

まさか、あの事件の被害者だったなんて。

この事件は公安に配属された時耳にしたことがあった。

BLACKのことを調査していた警察官が家族ごと殺害された未解決事件だと。

自分はそんな非道な組織に潜入するのだと怖くなった覚えがある。

｢そんな、、、、、、。｣

裕翔も初耳だったようだ。

そんな時ボスが俺たちの方まで来て言った

｢とうとう山田も気づいちゃったか。｣

｢ボスは知ってたの？｣

思わず聞いてしまう。

｢黙っててすまなかった。山田にも、裕翔にも、、、、大貴にも。｣

｢今が話し時かな。｣

そう言ってボスは話し始めた。