太陽と狼 ページ3
※『終わらない夢』に入ってるお話を少し修正しました。
arside
なんで、なんで、なんで、
「ケイ!!!」
なんで脚から血を流してるの
なんで腹から血が出ているの
君の横で死んでるコイツが君を撃ったの、?
「ダイキ、、、、?
ごめんなあダイキ。
俺がスパイだって組織にバレちゃった。
コイツに呼び出されてさ、ちょっと撃たれた、」
まるで、待ち合わせに遅れて来ちゃってごめんねみたいなトーンで俺の相棒は話す。
ちょっとじゃないじゃん。
こんな大量に出血して。
誰が密告した?
なんで俺はこんなに気づくのが遅くなった?
疑問と後悔が頭を駆け巡る。
「今止血するから!
ちょっと痛いかもだけど我慢してね、?」
自分の服を破り、止血しようとする俺の手をひんやりとした暗い赤に塗られた手が止める。
「ダイキ、止血はいいよ」
「なんで、?」
「それより頼み事があるんだ」
聞きたくないよそんなの
「さっきさあ、
反撃する前にコイツが増援呼んじゃったんだよね。
だからもうすぐでヤツらが来る。
実をいうとダイキのこともコイツ、スパイじゃないかって疑っててさ、
ヤツらにそう伝えてたらここにダイキがいたら余計怪しいし。」
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作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月13日 19時