太陽と弾丸 (ページ19)

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振り返ればさっきの小悪魔的表情とは打って変わって真剣な表情をしていて。

｢、、、、なに？｣

｢やっぱもう1回そこ座って｣

渋々座る。

｢僕は心配してんの。カウンセリングも最近すっぽかすし。｣

｢あれから、、あの事件からもう3年もたってるからそろそろ俺も大丈夫だって。｣

｢大貴は大丈夫だと思ってるかもしれないけど自分が思ってるより心はダメージ負ってるの忘れないで。｣

｢、、、心に留めとく｣

｢あと、、、、、、、、、、
今日のこともだけど。
最近大貴が、、、、、あの人に、似てきてる気がするの。
自分の命を犠牲にしてまでも他人を助けようとするところ。｣

｢俺が、、、、、、慧に？｣

｢可愛い後輩を守ってあげるのもいいけど、自分の命は大切にして。
慧先輩の、二の舞にならないで。｣

｢二の舞なんて言い方するな。｣

｢ごめん。
だけど僕は、大貴が先輩みたいに急にいなくなっちゃうんじゃないかって怖くて堪らないの。
大貴は、、絶対にいなくなっちゃダメ。｣

｢俺は、、いなくなんないよ。大丈夫。心配してくれてありがとう。｣

｢ごめんそれ伝えたかっただけだから。いいよ行って。｣

｢うん。今日は手当てありがとう｣

｢どういたしまして。｣

侑李の目元にきらりと光ったものには気付かないふりをして部屋を出る。

、、、、丁度もう少しで定例会か。