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｢2発もやられて。どっちも貫通してるからいいけど。後輩を庇ってあげた正義のヒーローぶってこの有様。お気持ちは如何ですか？｣
全ての言葉が胸に刺さる
｢侑李もあの状況にいれば、わかるよ。今回は仕方なかったの！！｣
ちょっと抵抗してみる。
｢ふーん。確かに光くんから聞いた話だと大貴かっこよかったらしいじゃん。｣
お
今回は優しいな？
そう思った瞬間傷口にアルコールが染みる
｢うっっ｣
｢痛いぃ｣
｢我慢してくださいねー。｣
そう言って更にぐりぐりアルコールを押し付けてくる侑李
絶対そんないらないだろ
必死に痛みに耐える
｢はい、終わりましたー。しばらくは『安静に』しててくださいね｣
安静をめちゃくちゃ強調してくるじゃん。
俺も出来ればそうしたいんですけどねえ
仕事は待ってくれないの。
侑李に礼を言って出ていこうとすると、
｢大貴。｣
呼び止められる。
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作者名：ちゃん | 作成日時：2023年12月13日 19時
