太陽と弾丸 (ページ16)

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太陽とワインページ16

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山田くんから至急いつもの倉庫に来て欲しいと連絡が入る

ったく、タクシーじゃねえんだから

渋々と仕事を中断し

車を走らせる

倉庫の横に車をつければすぐに乗り込んでくる2つの影

文句のひとつでも言ってやろうと思いバックミラーを覗くと右肩を押さえている有岡くん

｢ちょ、それどうしたの？｣

｢髙木くんごめん。車汚しちゃうわ。｣

｢それは別にいいけど、｣

俺の車じゃないしね

｢ちょっと組織のヤツらに撃たれた｣

それを聞き顔を顰めずにはいられない

｢そんな、物騒な、、、、何？仲間割れ？｣

｢いや、お仕置的な、、、、、｣

有岡くんが失敗するとは珍しいな。

しかし、山田くんが俯いたのを見ると有岡くんが庇ったって感じかな、？

とりあえず止血はしてあるみたいだけど血が滲んでるのがバックミラー越しにもわかるので結構傷は深そう。

少し車を飛ばす

｢はい、着いたよー｣

｢髙木くんいつもごめん。｣

｢だいじょぶだいじょぶ！有岡くんお大事にね、！｣

車から出ていく2人を見送る

大丈夫だといいけど。