終わらない夢 (ページ47)

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｢被害者の1人に刑事さんと同じ苗字の子いますよね？俺の友達の山田侑李君。｣

｢、、、、、、。
山田なんて苗字珍しくもなんもないんだからいたって不思議じゃないだろ。｣

｢んふふ、
侑李君って刑事さんの弟なんでしょ？
よく侑李君から話聞いてました。
『自慢の兄だ』って。
だからこんなに熱くなってる。
すごいわかりやすいですね？｣

｢お前ほんとに！！！！！！！！！｣

｢山田！！！落ち着け。
だからお前を担当から外したかったんだ。
優秀なお前がどうしてもって言うから特別にやらせてるが普通なら被害者の家族に取り調べをやらせるなんて前代未聞なんだから！！｣

インカムから上司の有岡先輩の声が聞こえる。

｢すみません先輩。｣

｢あれ、、
とうとう先輩に怒られちゃったんですか？可哀想に。
そりゃ怒らない方が難しいですよね。
分かりますその気持ち｣

｢誰のせいでこんなことになってると思ってんだ、！！｣

｢だから俺はなにも知らないって何回言わせるんですか。｣

そこでまたインカムから先輩の声が聞こえる