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「兄さん?大貴です。大丈夫ですか、?」
そう声をかけてみるがやはり返事は無い。
段々と鼓動が早くなっていくのを感じながら思い切って戸を開けてみる
そこには床に吐血しながら倒れている兄がいて。
慌てて駆け寄り兄の身体を起こす。
お医者様から最近兄の体調が芳しくないと伺っていたが改めてそれを骨ばった身体を触って実感する。
「兄さん!!!大丈夫ですか!?今お医者様を呼んでまいります!」
「大貴、、、ここに入ってきてはだめだと、、いつも言っているだろう、?」
「お医者様は呼ばなくても、、大丈夫だよ、どうせもう余り永くないの、だから」
兄の途切れ途切れ呟かれる言葉に胸が詰まる。
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作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月1日 15時