今日:17 hit、昨日:35 hit、合計:14,705 hit
小|中|大
・ ページ13
「慧様大丈夫でございますか!!!慧様しっかりしてください!」
慌てて駆け寄ってきたじいやをぼーっと見つめる
今何が起きたのか。頭が追いつかない。
結局兄は部屋に運ばれ現在お医者様に診ていただいてる。
「大貴様、お医者様とお父上が慧様の部屋でお呼びです」
頭を埋め尽くす良くない予感を追い払うように首を振りながら部屋に入る。
「失礼します。」
そこには先程まで確かにあったはずの幸せな空気がなかった。
兄は変わらず微笑を浮かべているのだが。
「大貴、慧が結核になってしまったそうだ。」
そう父上が言う。
結核になれば治る手立てはない。ただ死を待つのみだ。母上もそうだったのだから。
「そこで雪さんと慧の婚約は取り消せばならない。これがどういうことか分かるよな?大貴」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
40人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月1日 15時