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「それに多分俺もう助からない」
ねえなんでそんな明るいトーンでそんな残酷なことを言うの
頼むから一緒に生きよう?
そんな俺の気持ちに気づいてるはずなのに話を続ける相棒
「で、俺考えたんだけどさ
ここでダイキが俺のこと殺してくれない?」
「は、」
「ここでダイキが俺のこと撃ったら組織もダイキを疑わなくなる それにせっかく死ぬんだったら誰かの役に立ちたいし?
俺のエゴに巻き込んじゃってごめんねダイキ」
エゴなんかじゃないだろ。なんでそうやって自分のせいにして誰かを守ろうとしてくれるの
「絶対嫌だから」
「やっぱダイキは優しいなあ」
「でもごめんもうヤツらが来たみたいだから」
そう言ってケイは拳銃に俺の手をかけそれを自分の手で包みながら額に当てる。
必死に手をほどこうとする俺を華奢な体のどこにそんな力があるのかというほど強い力で包み続ける
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作者名:ちゃん | 作成日時:2023年12月1日 15時