ある日起きたら同じ布団に鬼舞辻無惨が居るんやが【鬼滅の刃】 (ページ2)

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壱　やってもうたページ2

何で鬼舞辻無惨が隣にいるんだ……？

何で鬼舞辻と私は裸なんだ＿＿＿＿？

ズキズキ痛む二日酔いの頭で何があったか思い出す。

ええと、昨日は一人で呑んでて＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　～no side～

『すいませぇ～ん清酒おかわりぃ～♪』

Aはかなり酔っていて今にも眠りこけそうだった。

『ん～♪ やっぱお酒おいし～い…』

店員｢すみません…お席が混みあっておりまして…相席よろしいですか？｣

断る義理もない。

酔っていたこともあり、深く考えずにAは頷いた。

店員｢すみません…。こちらにどうぞ｣

？｢わぁ～♪鬼舞t＿＿＿＿じゃない月彦さん、可愛い女の子だね～｣

？｢……あとで覚悟しておけ｣

？｢ﾋｪ｣

Aは酔っていて気付かなかったが完全に一般人ではない気配を纏っていた。

にこにこと屈託のない笑みを浮かべている片方は眼に上弦の弐と書いてあった。(無論、Aは気付いていないが) 目付きが鋭い男は何を隠そう鬼の元凶、鬼舞辻無惨である。

何で上弦の鬼と鬼舞辻がいるのか。

それは柱と接触するためだった。

お酒が好きな柱を狙って有名な酒場に来たのだった。

『ん～……眠い……』

頬が赤く紅潮して何とも色っぽい雰囲気を醸し出していた。

童磨｢ねぇ、無惨様、この子お持ち帰りしていい？(コソッ｣

鬼舞辻｢……駄目だ｣

童磨｢え～……｣

童磨｢ねぇ君、名前何て言うの？｣

『あたひ？あたひはぁ～……ないしょぉ//』

鬼舞辻｢童磨、送ってくる｣

童磨｢襲うの～？｣

鬼舞辻｢会計、全てお前当てにされたいのか？｣

童磨｢ごめんなさぁーい。じゃあ帰りますねぇ～｣

鬼舞辻がAを送っていった先は＿＿

宿屋だった。
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　～Aside～

『………………………やってもうた……………』

頭を抱えて悶絶する。

頭も腰も痛いがこのあと他の柱に言われる言葉を想像すると心が痛い。

まだ陽が登る前に起きたのは幸いだ。

宿屋の主人も起きていない。

そぉ～っと布団を抜け服を着て逃走した。

……

どれだけ走ったっけ？

いや、もうすぐ帰れる。

鬼舞辻｢おい待て｣

『ｷｪﾔｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ』

とにかく走りまくった。

鬼舞辻どんだけ速いんだよ！？

東の空が明るくなってきた。

鬼舞辻｢お前を絶対に妻にする………｣

陽が登って来たので鬼舞辻はいなくなった。