エピローグ ページ30
.
帰りの挨拶をするとすぐに
隣のクラスの君の元へ走る
あ｢京介っ帰ろー!｣
京｢相変わらずテンション高いな｣
あ｢んなっ、京介が低すぎるんでしょうが｣
バカみたいに騒ぎ合いながらも
彼は微笑んで私の横に並んでくれる
あ｢あ、これ新発売のやつじゃない…!?｣
京｢もーらい｣
あ｢ちょっ、それ最後の一個っ…｣
コンビニに寄り道するのも今や日常茶飯事で
何だかんだ言って京介が私の欲しいものを譲ってくれるのも知ってる
.
あ｢これから先も、ずっと一緒にいられるかな｣
京｢はぁ…?｣
夕暮れの帰り道
私がふと呟いた言葉に京介は顔を歪ませた
京｢何いってんだお前、んなの当たり前だろ｣
あ｢いや、だって…私達よく喧嘩とかするじゃん?｣
京｢だったら…?｣
あ｢…それぞれが違う人のところ行っちゃったりしたりさ｣
京｢何考えてんだよばか｣
隣から聞こえた低い声に
私は一瞬肩を震わせた
京｢お前、それ俺が浮気すると思ってんのか｣
あ｢そ、そう言うわけじゃないけど…!｣
京｢っていうか逆もありかもしれないだろ、お前よく色んなヤツに付いていくもんな｣
あ｢…京介は私がそういう人だと思ってるんだー｣
京｢まさか｣
そこで京介は言葉を切ったから
私はふと隣の彼を見上げた
私よりもずっと高い背
見慣れてるはずなのに、何故かやけに京介が眩しく見えた
京｢お前もう、俺から離れられねーだろ?｣
あ｢…へ｣
京｢だから浮気とか、そんな心配いらねぇだろ｣
あ｢……｣
京介がこんなにも輝いてた理由
改めて分かった気がした
私にとって、京介は特別な存在で
それはきっと、いつまで経っても変わらないから
あ｢…京介らしいや｣
京｢ん、何か言ったか?｣
あ｢ううんっ、なんでもないよ｣
ねぇ
言葉にしなくても
この気持ち
届いてるよね?
あ｢あっ、ちょっ…勝手に人のアイス食べないで…!｣
京｢ボーッとしてるからだよ｣
君のことが
“大好きです”
……ってね
end
ラッキーアイテム
革ベルト
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葵衣☆(プロフ) - 私が、早苗ちゃんと話したいからだよー♪ それに、すごく面白いんだもん!!あ、完結おめでとうっ。最後、泣いちゃいました((笑 (2013年3月4日 17時) (
レス) id: 2e74575983 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 葵衣☆さん» 分かる、かな?(笑)いつもコメントありがとね!!そして今まで読んでくれて感謝です＼(^o^)／ (2013年3月4日 12時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
葵衣☆(プロフ) - 分かるの?ww うん、そうだよねー/// (2013年2月24日 16時) (レス) id: 2e74575983 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 葵衣☆さん» あー分かるわー(笑)イナイレはイケメンが多いよね!! (2013年2月24日 15時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
葵衣☆(プロフ) - 私も、好きだなっww 滝くんとかも、カッコいいと思うんだよ← (2013年2月15日 19時) (レス) id: 2e74575983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田早苗 | 作成日時：2012年12月18日 17時
