ねだる甘い声 ページ8
適当な理由をつけて服を脱がせて、いざ抱こうと後ろに指を突っ込むと、すんなり入った。
解していくと、痛がるそぶりも見せず、気持ちよさそうに声を上げて。
「もしかしてさあ、同居人って男?」
「ふぁ、ぁん……っ、あ、」
喘ぎながらこくこくと頷くから、舌打ちをした。そう、もう手つけてあるのね、この人。
「じゃあ遠慮いらないね」
指を抜いて、突っ込むと、喉をそらして欲を飛ばす。それを指ですくって伊野尾さんの口に突っ込むと、伊野尾さんは、蕩けた顔で俺のその指を舐め始めた。
「慣れてんね、ムカつくわ、ちょっと」
「んんっ……は、やまださん、だって、」
余裕そうに笑みを浮かべるのにまた苛立って、思い切り腰を打ち付けた。
思った通り、伊野尾さんは魅力的な人で、
そしてその魅力は多分、やぶって人に、作られたもの。
あーあ、こんなに綺麗じゃ、盗りたいって思うのも仕方ないよね?
「……けーい、」
名前で呼ぶと、後ろがきゅっと締まった。
はは、と思わず口から笑いが溢れる。
リスキーなことをしている自覚はある。
本性さらけ出して抱いて、会社で何か言われたら正直どうこうできる気はしない。
でも、抱かれ慣れている伊野尾さんを抱いて、この人はきっと、俺の本性を口外しないだろうと思った。
なあ、だって、こういうリスキーなのさ、好きだろ?
「ねぇ、もっと……」
ねだる甘い声、仕方ないな、と応える俺。
楽しい、もっと支配したい、もっと、もっと。
591人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
JUMP の虜♪ - すごく面白いです(*≧∀≦*)更新頑張ってください!! (2019年1月6日 23時) (レス) id: 5a3b5569f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ