鉄のハンスの呪いをとけば【Ym*In】 (ページ7)

今日:19 hit、昨日:4 hit、合計:136,032 hit

枕ページ7

居酒屋に来た俺は、じゃんじゃか伊野尾さんに酒を飲ませた。伊野尾さんは酒に強くないようで、すぐに酔った。

「伊野尾さん、帰れます？」

「んぁ～……？今日はかえらないぞ～！！」

「ちょ、困りますって、もう、」

居酒屋を出ると、肩を支えていた俺に抱きついてくる。甘い匂いがした。

「……もう、休憩ですからね。適当なところ入りますよ」

それを引っ張って、適当なホテルに入る。
この道沿いは適当に入ってもだいたいがラブホだから、部屋に着いた瞬間、伊野尾さんをベッドに投げ捨てた。

「ほぁ……？」

「……びっくりするくらい簡単だな、」

「やまだ、さん……？」

「ねえ、伊野尾さんって、酔ってる時の記憶は残ってる人？」

「ん……あんまし……でも、起こったことくらいはおぼえてるよ……」

「そっか」

「んん……お酒飲むなって言われたたのに飲んじゃった……」

すり、と伊野尾さんが枕に頬を擦り付ける。それにひどく欲を煽られて、伊野尾さんの上に乗った。

「誰に言われてんの？」

「やぶ、」

「やぶ……？」

「どうきょにん……」

「ああ……」

そういやそんなこと言ってたっけ。
酒飲むなって、どんだけ過保護なわけ？なんかちょっとムカつくんだけど。