【そらる】義理兄妹恋率方程式 (ページ33)

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番外編２ページ33

今までお兄ちゃんのことをお兄ちゃんと以外呼んだことないんだもの！

呼び方って例えば…？

白石くん、

空くん、

空さん…

そらるさん(？)

『はっ！そらるん！！』

そら「おかしいだろ」

あ、お兄ちゃんちょっと笑った

自然と私も顔がほころぶ

そら「じゃあこうしよ」

『なに？』

さっきの微笑みとは打って変わって

にやりと不敵に笑う姿に嫌な予感がした

そら「俺の名前を呼ぶか、もしくは

Aから俺にキスするか

選んで？」

『なぜそうなる！』

低めの声で言ってくるものだから顔に熱が集まる

布団の中で抱き合ってるせいで密着度も高いし

心臓の音が聞こえてしまう気がする

『何その選択肢！な、名前呼ぶ方に決まってるじゃん！』

そら「えー」

『えーじゃないから！』

キスに比べればあれだが名前呼びも恥ずかしい

早くしろと言わんばかりに顔を近づけてくる

ええい！もうどうにでもなれ！

『そ…ら』

そら「もう一回」

『そ、そら』

そら「もう一回」

『また？！

………空？』

満足そうに笑ったお兄ちゃんが私を引き寄せて

唇を重ねた

ぎゅっと抱きしめられているので押し返せない

角度を変えてもう一度

何度も何度も私の唇を食べてるみたいなキスをするので

頭がクラクラしてしまう

『はぁっ…ちょ、おに…ちゃ』

やっと少し離れたと思ったら

最後に下唇をぺろっと舐められた

『んな///////』

そら「顔真っ赤。」

『ばかっ！』

甘い甘い朝のこと。