【そらる】義理兄妹恋率方程式 (ページ13)

今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:42,354 hit

お兄ちゃん１２ページ13

まふまふside

ピンポーンピンポーン

『あ、そらるさんかな…るすくんドア開けてきてくれない？』

る「わかった」

ガチャとドアが開く音がしてそらるさんがリビングに顔を見せた

そして僕を見てすぐに眉間にしわを寄せた

正確に言うと僕の膝にいるAちゃんを見てだが

そ「おいまふまふ」

いかにも怒ってますというオーラを放ちまくっている

『ちょ、そらるさん誤解です！これは不可抗力なんです！！！』

そ「うるさいお前Aに手出してないだろうな」

『そんなことしませんよ！！』

僕の必死の弁解も聞かず、そらるさんはAちゃんを起こそうとしている

そ「おいA～起きろ～」

「……」

Aちゃんは微動だにしない

そ「ダメだ爆睡してる」

『そうみたいですね…(苦笑)』

る「まふの家に泊まらせる？」

そ「ああん？」

る「ええ！そんなに怒らないでくださいよそらるさん！！」

(無駄だよるすくん…そらるさんAのことになると怖いからw)

そ「はあ……全くしょうがないなあ」

そらるさんはため息をつきながら寝ているAちゃんをおんぶした

る「そらるさんって意外といいお兄ちゃんしてますね」

るすくんが感心したように言う

そ「まあね」

(でもこの姿を見てると、どちらかというと...)

『兄妹っていうより……親子？』

る「確かに！！」

るすくんがうんうんと頷く

そ「そんじゃあなーAが迷惑かけてごめんな」

そらるさんがよいしょとAちゃんをおぶり直し、僕の家から帰っていった

る「これからラーメン食べに行かん？」

『あぁいいよ…...ってもう玄関出てるし！！僕に拒否権はないの？！行くけど！』