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『えっと、ま、まずは傷口を綺麗に…剣持手洗って！！』
やれ、数分前には僕が言った言葉をAに言われることになるとは。少し滲みはするが傷口は清潔にしておいた方がいいだろう。
『消毒液とかある！？持ってくるから教えて！！』
｢それくらい僕が取りに行きますよ……うわぁ！？｣
『怪我人なんだから座っててよばか！！！』
キッチンから出たところでソファに押し込まれて、ティッシュを数枚渡される。
『それで一旦押さえてて！消毒液どこ！』
｢…そこの棚の上から二番目に…｣
『ありがと！あったわ！』
消毒液の横に絆創膏やらガーゼやらが並んでいるのを見たのか、『絆創膏で足りるかな！？無理か！どう！？』などと半分パニックになっている。
｢落ち着いてください。傷は浅いので絆創膏で大丈夫ですよ。｣
『う、うん…』
｢心配させてすみません。僕の不注意で…｣
『……気にしないの！！ほら、私前怪我したときは剣持が手当してくれたでしょ？出来るかわかんないけど、頑張るから。』
｢A…｣
『あ、消毒液出し過ぎたかも。』
｢え、あぁぁぁあぁ滲みる滲みる滲みる！！｣
『いや、wちょ、ごめん剣持、こんな出てくると思わなくてw』
映画みたいないい雰囲気だったのにつくづくぶち壊して来るこの女。そう、消毒液が滲みて涙目の僕を見て大爆笑しているこいつ。
『ちょっと、w笑わせないでwwむり、絆創膏ずれるー!』
｢おいズレまくりじゃねぇか！！｣
『ん、あははは！！待って、顔ｗ写真撮る!!w』
｢嫌だよ！｣
『んははは！！剣持、こっち向いて！』
｢…駄目です｣
『ぅえ、』
カメラのレンズを手で覆い、多少強引ではあるがAの腕を引っ張り僕に抱き着くような体制にする。
『け、剣持…？なに、どしたの？えらい積極的じゃん、もしかして痛い？』
｢あー…そうですね、痛い。あー痛いなぁ。｣
『せめて棒読みはどうにかしようよ』
多分、いや絶対、ただ甘えたいだけだなんて言ったらAは笑うだろう。
『……まぁ、怪我人は労れって昔言ったの私だし、正直乗り気じゃないけど労ってやるとしますか』
そう言うとAは片手を背中に回し、もう片方の手は怪我をした僕の左手に絡める。
｢…チョコ、どうしましょうか｣
『もうちょっとしたら続きから作ろうや。甘えたの剣持のためにもうちょっとこのままね』
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^_^ - 続き読みたいです！！！ (8月29日 21時) (
レス) id: 44ae92db52 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆ - 最近見つけて一気に読み進めました。とっても面白いです。更新いつまでも待ってます！ (7月20日 22時) (レス) @page22 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
ふうり - ツンデレな剣持さんがたまらないです!!!続き待ってます‼ (2023年3月24日 23時) (レス) @page21 id: 260b9b0075 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんなにも素敵な剣持の夢小説を初めて読みました、、続きも待ってます、、！！ (2023年2月16日 22時) (レス) @page21 id: ce274380b7 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 続き待ってます🥹 (2023年1月31日 1時) (レス) @page21 id: 4c3ddc0209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっぱ | 作成日時：2022年2月23日 19時
