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…待て待て待て。
ジャニーズワールドは1月から始まる。
今は12月下旬。
稽古ももう始まっている。
のに。
『………はぁぁぁぁ!?』
「うぉっ!どーしたん(名前)!!」
私の雄叫びに驚く廉。
「あー、(名前)も廉も知らんかったんかー」
そしてのんびり言う紫耀。
「急に(名前)も出ることになったって今日聞いたから、てっきり知ってるもんだと思ってた〜」
『今聞いたわ!あほかジャニーさん!もうあと2週間ないくらいやのに急遽にも程があるやろ!!』
「まあまあ、それだけ(名前)に期待しとるってことやろ」
『…まあ。でも…』
優しい声で紫耀がなだめてくるが、納得はいかない。
しかし、
「それに、俺は(名前)と一緒にできるのうれしいわ!」
こんな風に、超絶イケメンにキラッキラのスーパースマイルでこんなこと言われてしまったら…
『……がんばる』
こう答える他ない。
そんな私の頭を「よしよし」と撫でてくれる。
……この人は私の手懐け方をわかっているのか…?
でも私は一応「男」だし、スーパースマイルが効くとは思わないはず…
天然なのか…?
「…………どーゆーことやねん」
「カイもわかんなーい!」
『「あ」』
…2人のこと忘れてた。
2人に、私がジャニーズワールドに出ることを伝えると、
「へぇ!急やな笑」
「えー、やったー!
もっと(名前)と仲良くなりたかったんだよねー!
一緒にがんばろ!」
と、驚く廉と喜んでくれるカイ。
「んで、泊まるホテルなんやけど…
海人と俺、廉と(名前)が同じ部屋らしいから、とりあえずホテル行こーかー」
「「おー」」
再び歩き出してホテルへ向かう。
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作者名:みー | 作成日時:2015年3月4日 0時