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『私、ほんまに平気?男子に見える?』



「大丈夫やって。ほら、いってらっしゃい」






一週間みっちり母から講座を受けたけどヘンテコさの残る関西弁を使い、カツラをかぶりWEGOの服を着てやってきたのは関西ジャニーズの本拠地、らしいビル。





決意を固めて、エントランスへ入り、ある階までエレベーターで上がる。









『…てかどこの部屋』








迷いながら廊下を歩いていると。








「れん!しょう!だいご!暴れんなやボケ!」



「そんな怒らんでいーやんかー、とーまー」



「どーせ直らんよ、とーまくん」



「「「うぇいうぇーーーい」」」





ドタドタドタ……









あるドアから聞こえる騒がしい音。









『…ここ、やないよな』





踵を返そうとすると、







「てゆうかじーこー、

今日ってここに新しく入ってきた人たちが来るんちゃうの?」




「そーなんやけど、遅いなあ」








……まじか。まさかのまさか。








「youなにしてんだい?早くそこ入りなよ」







そして後ろからジャニーさん。






どうやらほんとにここらしい。









ジャニーさんはガチャっとドアを開けて入っていく。





私はそれを横から見てる。





ちょうどドアで中の様子は見えなかったけれど、







「おはようございます!」








と、元気に挨拶をする数名の声が聞こえた。









…ていうかまって。






私、中にいる人たちの声、聞いたことある。





そして、冷静に考えよう。





私は、今日から関西ジャニーズJr.となる。







ということはだよ…?






…なんで今まで気づかなかったのだろうか。









おそるおそるドアを開けた先には…









「紹介するよ。期待の新人、荒野(名前)だ」









…いわゆる【なにきん】、そしてその中の1人、私が大好きな






【永瀬廉】くんもいた。

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作者名:みー | 作成日時:2015年3月4日 0時

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