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「す、すとっぷすとっぷ!」








間に廉が焦ったように、割って入ってきたと同時か少し先か。









…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!









今までと尋常じゃないくらい大きな悲鳴があがった。







『え』





びっくりして、紫耀と柊真くんと康二くんと流星の方を見ると、4人ともぽけーっとしている。







『え』









そして。






「…アカン、惚れてもうた」



『ほろりメロディーか』




康二くんの言葉に思わずエイトネタ。







「やばいほんま惚れそうな勢いやわ!」



「俺トイレのときまで隣におるわ」



「それはちょっといやですけど、ほんまかっこいいですよ!」







柊真くん、紫耀、流星も次々に褒めの言葉が。









「いやー、大子は?」



「…っえ、俺?」








さっきからぼけっとしていた大子は、柊真くんに話を振られてびくっとなった。









「いや、えっと…





これはやばいですわ…」








そう言う大吾に、廉がからかったように言う。






「大吾顔真っ赤っけやん!」




「あんなに顔近づいてきたらそーなるわ!」




『だいちゃん必死やな(笑)』





「ていうか待って。


お客さん騒然としすぎやろ(笑)」









…そう。




話している間、客席はずっと騒然としていた。





どういうことだろうか。







「それくらいかっこよかったってことですよ!」




流星のフォローが入る。







『ほんまにー?ありがとう!』







「じゃあそろそろ次の曲入りましょうか」





柊真くんの一言で、みんなで次のスタンバイに入る。









そのとき、









「…俺もがんばろ」









と、廉さんの声がボソッと聞こえたのは秘密にしておこう。

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作者名:みー | 作成日時:2015年3月4日 0時

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