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「無事かー？」
三人の男達のうち一人が路地から出てきた私と女の子に声を掛けた。
私はこくりと頷き、女の子も同じように頷く。
ホッと安堵した三人の男達の様子を女の子は腕を組んで見ていたが不意に私の方に振り返った。
「えと、どうしたの？」
私が尋ねると彼女はバッと音がしそうなほどの勢いで頭を下げた。
私は驚き過ぎて体が機能しなくなってしまう。
驚き過ぎるとよくこうなってしまうのが私だ。
「ごめんなさい、巻き込んでしまって」
女の子の今にも泣きそうな声に、私はとても申し訳なくなる。
マフラーのお陰かはたまた女の子の性格か、彼女の表情はあまり変化しているように思えなかった。
だから私もあまり気にしていなかったのだけれど、彼女が泣きそうな声で謝るものだからなんだかそわそわしてしまう。
女の子が泣く必要ないし、元はと言えば私の不注意を助けてくれたのは、彼女だ。
つまり私のせいだ。
私と女の子で謝罪し合っていると、声が掛かった。
「そんなに謝罪し合わない。どっちもどっちだった、それで良いじゃないか。…で、オロチ。その子に怪我はないの？」
オロチ…女の子の名前はそう言うらしい。
なんだか女の子のイメージにそぐわない気がして私が首を捻るとオロチはハッとしたかのような表情になった。
「け、怪我！…ないですか？」
「はい、平気ですよ」
にこりと微笑むと彼女は安心した様子で笑った。
可愛らしい笑み。
その笑顔にホッとする。
「…まぁ、怪我がないなら良いけど」
訊いてきた男は腕を組むとオロチの頭を撫でた。
オロチはくすぐったそうに目を細める。
オロチの頭を暫く撫でたあと、男は私に向かって頭を下げた。
やっぱり巻き込んで悪かったとの謝罪にこちらこそ、と返すと彼はにこりと微笑んだ。
「君、面白いねぇ。これあげるよ」
からん、と音を立てて投げられたそれを慌てて受け取る。
百円玉…五百円玉より大きいかもしれない。
メダルみたいな物体をころころと手の中で転がすと、オロチが近寄ってきてメダルみたいなものの別の色バージョンを私の手の上に置いた。
驚いて顔を上げると彼女達はもう既にかなり離れていて、オロチが手を振っていたのが見えた。
私も振り返して、ふ、と思う。
…オロチって、何処かで聞いた気がする。
気のせいか、と片付けたがそれはかなりもやもやしていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー妖怪
D・レックス
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明月 - 更新ありがとうございます！面白いです！ (2018年7月20日 12時) (
レス) id: 09d7ab452f (このIDを非表示/違反報告)
大蛇の芥子 - 明月さん» これからトウマくんの活躍に乞うご期待ください！ (2018年2月18日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
大蛇の芥子 - 明月さん» 返信遅れてすみません！ありがとうございます！ハンゾウが人間になったらこうがいいなって思った格好にしました！トウマくん可愛いですよね！私的にトウマくん大好きです！オロチ、ハンゾウ、トウマくんは推しキャラなので絶対出したいなと思って出しました！ (2018年2月18日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
明月 - トウマくんキター！！ (2018年2月12日 1時) (レス) id: 09d7ab452f (このIDを非表示/違反報告)
明月 - オロチもハンゾウほどではないけど好きです! (2018年1月17日 14時) (レス) id: 09d7ab452f (このIDを非表示/違反報告)
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