番外編*Happy Birth Day to キルア！(内容はあんまそれっぽくない) ページ30
ああ、まったく……イライラすんな。なんだよあのジジィ。化け物かよ？
「化け物ジジィのお相手はさぞかし厳しかったでしょうねぇ」
「っ！？」
陽気に響くその声に驚き、まさか心の声が漏れてたかと焦りながら振り返る。
「な、んだよA」
彼女はにやにやとした笑いを浮かべながら徐々に近付いてくる。昼間はそんな表情を一切見せなかったためか、とってもやりづらい。
「まぁあのジジィだからね、そのくらい言っても怒られる事は無いでしょう」
「…………」
彼女は実に何でもないような顔で言ってみせるが、そんな事を言うとはつまり、俺の考えが漏れてたって事か……？ていうかそもそも、アイツはどっから見てたんだ？
なんて訝しんでる俺に気付いてるのかそうじゃないのか、いきなりぽすっと壁に寄りかかりながら座り、隣をぽんぽんと叩いた。つまり座れと。
何を言われるのかと軽く不安を覚えつつ、Aの傍に腰掛ける。
「そういえばキルア君よ」
「んだよ。……ていうかその喋り方はやめろよ」
あまりに昼の彼女とギャップがありすぎたためだろう、なんだかもどかしくなってそう言ったものの、当の本人は変える気がないらしくそのままの喋り方で続ける。
「さっき、２名ほど死体を見つけたんだけどなぁ？」
「……っ」
突然放たれた言葉のナイフに思わず息が詰まり、何も言えなくなる。
「キルア君ね、いくらむしゃくしゃしても八つ当たりは良くない事だと思うんだ？まぁ、避けられなかったあいつらも悪いんだけどさぁ」
面白そうに笑うAの瞳に、きらりと知性を感じる光が突き刺さる。
「それにしてもあの断面図。その年で実によく切れてると思うよ。流石はキルア君だね」
「……で、何が言いたいんだよ」
「ま、よーするにぃ」
ぴんっと人差し指を上げ、可愛らしく頬に当てる。
「そんな時にはAちゃんを頼ってくれていいんだよ☆って事が言いたいかな」
「……は？」
今までの肉食獣のような目がからっと変わり、おふざけモード満載になったのを見てすっかり茫然としてしまう。
「だーかーらー、ほら、こういう事だよ！とりゃぁー！！」
「うわっ！？」
いきなり頭をわしゃわしゃかきまぜられ、悲鳴を上げる。一体コイツは何がしたいんだ、と顔を上げると、そこには満面の笑みがあった。
「私は、仕事以外で人を殺してほしくないなぁって、思うんだ」
俺はその時、彼女の温かさが心にじんわり沁みていくのを感じた。
サンキュ、A。
お知らせ→←２８*ここから旧アニ沿いになります。ご注意ください。
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ライブラ(プロフ) - にゃこさん» 夏ちゃんは私のって認めたかな？にゃこちゃん？今の暇持て余した私がアイチなんて描いたらカオス必至だよ… (2015年6月8日 20時) (
レス) id: c52f1f8b7b (このIDを非表示/違反報告)
にゃこ(プロフ) - 近江 文月さん» いるけど何か (2015年6月8日 20時) (レス) id: 969d7b2c69 (このIDを非表示/違反報告)
近江 文月(プロフ) - にゃこさんいる！？もういない！？(感想じゃない←) (2015年6月8日 20時) (レス) id: 98c8ac3918 (このIDを非表示/違反報告)
にゃこ(プロフ) - ライブラさん» りーさんのけーちー ぶーぶー 駄目だよ何言ってんの描くんだよ (2015年6月8日 20時) (レス) id: 969d7b2c69 (このIDを非表示/違反報告)
ライブラ(プロフ) - にゃこさん» いや、もとは私のだし。最初お前シェイドに何の興味も示さなかったし。その時から、愛してあげてた私のもの。シェイド系は皆私のもの。にゃこちゃんが描くなら私描かなくていいよねやった。 (2015年6月8日 19時) (レス) id: c52f1f8b7b (このIDを非表示/違反報告)
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