傑作【田山花袋】 ページ5
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鏡を見る。そこにはきっと、世間一般的には「美少女」とされるであろう女が立っていた。
今日も代わり映えのしないけれど暖かい日だ。
朝、隣にいる彼を 決められた 時間に起こす。貴方は朝が苦手だからなかなか起きてくれないけどそれを何とかして起きてもらう。これも私の日常。起きてもらったら準備を終えた彼を外の世界へと送り出す。私は行かないのかって？勿論、ここが私の全てだから。
そういえば、私が誰だか言っていなかったね。
私は
何者？
確か彼には言霊の世界の住民、だとかあとは俺の傑作、とか。
私は頭がよくないから分からない。
彼が愛しい。愛しい。彼？彼って誰？私って誰？
もう一度鏡を見る。見た目は完璧。美少女だ。
だけど、中身は？人格は？
今まで自分の行動について深く考えた事はなかった。なぜ、そうするのか。それは彼にそう決められているから。設定とでもいうのか。
それがわかってしまえば早い。彼のことが愛しいと思うのも設定。この生活に満足していたのも設定。
それなら。ここに留まる意味はないのではないか。
外の世界へと行くことは設定では禁止だったけれど、もう関係ない。
そう思い、扉の方へ向かったが、踵を返した。
ふと顔を上げると硝子のはまった穴がある。
ここから出よう。そこにあった銅像で硝子を割った。もう出ていくことに躊躇いはなかった。
爽やかな風が私の頬を撫でた。
パリン
食堂に居るとき、硝子の割れるような音がした。誰かが花瓶でも割ったのか、皆がそう思った。司書がパタパタとかけていくのが見えた。
飯も食ったし、部屋に帰ろう。そう思い彼女が待っているなあなんて考えながら廊下を歩いた。
扉を開けた。カーテンが舞い、爽やかな風が吹いた。けれどそこには...
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どうでしょう。今回は勝手な私の好奇心？で書きました。自然主義の花袋さんが現実にはない彼女の事を書き、そこから彼女が生まれる。
けれど花袋さんは自然主義。現実にはないものを書くのは苦手(？)。外見のことを上手くかけても、内面までは技術が及ばない。
そうすると空っぽの人形のような彼女が出来上がる。そんな彼女がひょんなことから自意識が芽生えたら、という私の妄想。
書き方を少し変えてみました。
ラッキーアイテム
アルコールランプ
ラッキー作品
走れメロス
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カノカ - リクエストありがとうございます！頑張ってみます。 (2018年5月24日 0時) (
レス) id: 04863c8e77 (このIDを非表示/違反報告)
藤村先生のアホ毛になりたかった - あの、リクエストいいですか？よろしければ梶井先生お願いできますか？ (2018年5月23日 15時) (レス) id: c392d9b03c (このIDを非表示/違反報告)
カノカ - コメントありがとうございます！藤村先生かわいいですよね！あのかわいさは世の理かと思います。最近更新できていないですが、更新頑張ります！ (2018年5月6日 18時) (レス) id: 04863c8e77 (このIDを非表示/違反報告)
藤村先生のアホ毛になりたかった - はあぁぁ、とーそん先生ぇぇかわいいよぉぉ！はぁ。藤村先生可愛かったです！これからも頑張って下さい！ (2018年5月4日 23時) (レス) id: c392d9b03c (このIDを非表示/違反報告)
カノカ - ありがとうございます！リクエスト、了解です。頑張ります。 (2018年4月7日 13時) (レス) id: 04863c8e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カノカ | 作成日時：2018年4月5日 21時
