絶望 ページ38
HS side
なんで俺たちが…。
〇〇は向こうにいて、ヌナは〇〇を優先した。
EM「その代わりに、〇〇をさきにこっちへ。」
YN「あぁ。」
ユンギという男は顎で命令した。
JK「了解。」
〇〇の手錠がほどかれて、ジョングクにこっちへ投げられた。
『ッ…‼‼』
HS「ッ！」
俺はそれを危機一髪受け止めた。
HS「〇〇…はぁ…よかった…。無事で。」
『うん…。でも、でも！オンニが！』
〇〇は泣きながら言う。
YN「こっちは渡した。さぁ…あんたの番。」
ガチャッ
やばい！ヌナが！止めないと
俺たちの仲間が、仲間が！
EM「ダメ！来ちゃ！……みんな‼‼‼大好き。」
YN「ショータイム。」
バァン！
『いやぁぁぁ！』
SC「エミ‼」
ヌ…ナ…。
EM「っ！うぁぁ、はぁはぁ、ダメっだね。わたッし。」
バタン…。
JH「しっかりしろ！エミ！エミ‼」
VN「ヌナ‼」
DN「そんな……。」
『なんでぇ…なんでぇ！』
HS「ッ……大丈夫…ヌナはきっと…」
『うぁぁ、うぅ。』
俺たちは時が止まったかのように立ち尽くした。
また1人仲間を失う。そんなこと想像もしてなかった。なんで、神様は俺たちに不幸しかくれないのか。
俺は〇〇の顔を自分の肩に寄せ、頭を撫でることしかできなかった。
RM「では、私たちはここらへんで。」
SC「待て！」
ヒョン達が追いかけようとすると
J-「近づくな。」
銃をこちらへ向ける。
俺たちはそれに圧倒され、相手は消えた。
JS「はやく！エミを！」
俺達は走った。
MG「でもどこに？！」
WZ「帰ろう。飛行機へ。」
JS「治療は中でするよ。」
SG「荷物は？！」
MH「もう積んであるよ。」
SC「よくやった。ありがとう。みんな急ぐぞ！」
全力で走っている。
『……。』
〇〇はずっと黙っている。
目は赤く少し腫れている。
俺はなんと声をかけていいのかわからないまま飛行機へとついてしまった。
WZ「ひとまず、救援はヌナを！軽い怪我は助け合ってやろう。出発お願いします。」
ウジが言うと出発した。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
私は大切な仲間を失った。絶望感しかない。
でもなんで、目的は私なのに。なんでヌナが。
JN「〇〇…。」
『どうしたの？』
JN「手当てしてあげるよ。傷。」
『えっ…、』
そうだ、忘れていた。
階段の時相手がうった弾を避けた時よけきられなくて頬に当たったこと。
かすり傷だと思っていたが身が見えていた。
こんなになってたんだ。
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作者名：はんな | 作成日時：2018年6月10日 20時
