#73# なんとなく【Satoshi】 ページ24
んん。よく、ねた。
ゲームしてる背中を見てて、
つまんねって、ぼそって呟いたら
翔くんがこっちを見た。
そうだよねえ？
おれ、そんなこと滅多に言わないのに
んふーなぁに？
翔「…暇だなーってね。眠くなってきた」
翔くんが笑ったら、ねむくなってきた。そんで、ねた。一時間くらい。
やっぱ、まつじゅんのソファふっかふかだな。沈んでいくかんじが、ちょうどいい。
沈んでいく、かんじが。
ぴっちりしてて、かっこいーのに
ふわーって笑うから、かわいーなって。
Aと、似てる。
でも、へんな癖は、Aにしかなくて。
AはAなんだなーって
なに考えてんだおれー。
こんな、やだね。
自分がきしょくわるいぞ。
こころの吐き気で
のど、かわいた。
Aが電話でキッチンを離れたから、お茶を汲んでたら。
「かけてくる理由は、なに」
ことん、ってまるで落ちた音みたいな声。
んん…？
なんか、聞いちゃいけないかんじ。
Aが顔をおめんみたいにかたくして、ことん。ことん。
みけんに、しわ。
すぐ、泣いてしまいそうな、目と
いたそうな下唇。
せつない、せつない顔をする。
「……もう、かけてこないで」
なんだそれ。
また、かけてきてねって言ってるみたい。
でんわの向こうは分からんのだろうけど。顔が、もう、ことばとちがう。
一生会わないとか
さよならとか。うそばっかり。
会いたいくせに。って思ったら
こころがざわざわ痛くなった。
んんー？なんだろ。べつに、いいや。
でんわが切れるちょっと前。
Aが下を向いて
また下唇をかんだ。思いっきり。
やめたげてーって言いたいけど
おれはAの下唇じゃないからな
きっと、変なこと言われたんだなー
ってだいたい予想がつく。
Aに変なことしないで、って
でんわ取って言ってやりゃよかった。
おれの友達になにしてくれてんだアンタ！
…ほら。Aも、おれも守れそうな気がするでしょ
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はんくろ(プロフ) - 嵐☆ピカンチさん» あらま！ありがとうございますー（＾ν＾）とってもゆっくりな更新で申し訳なくなるんですが、このコメントでまた！元気を取り戻したいかな！なんて！いやいや、支えになります。考えて書くと一話に収まらないのでしゅぱっと書くようにしてますー頑張らねば！ (2014年10月30日 21時) (
レス) id: c84f86d906 (このIDを非表示/違反報告)
嵐☆ピカンチ - こんにちはo(^▽^)oこのお話めっちゃ大好きですo(^▽^)oめっちゃ面白いですo(^▽^)o続き楽しみにしてますo(^▽^)o更新頑張ってください(^O^) (2014年10月30日 16時) (レス) id: 1cd24c1e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんくろ | 作成日時：2014年2月16日 8時
