#65# 朝のケータイ ページ16
ちょっと開いてる窓の隙間。
つめたい風が、びゅうと吹いた。
「……さむっ」
風が通ってきた窓を見て日差しを受けたら、ぱっちり目が覚める。
目の前に、知らない天井。
ここはどこ？
天井が違うから、毛布も、もちろん違うわけなんだけど。
シックなこげ茶色の毛布を見て、ああどこにお邪魔しちゃったんだろうって落胆。
とりあえず、時間。
「じゅうじ…じゅ、う…10時！うそ！」
思った以上の声が出て、口を塞いだけど、違う部屋から声が聞こえてきた。
ああもう！こうなったら！
出てくる前に出ちゃおう！うん！
玄関で、止まる。
「あ、れ？わたしの靴…」
背中で眠そうな声。
「今日は、オフの日だよ」
眠そうに、わたしに近づいて。
それを見上げて、言う。
「相葉さん…わたし、相葉さんのお宅に…？」
雅「あ、相葉さんにもどってる…そうだと思ってたけど…やっぱちょっとショック…」
だめだよ。話が分かんない。
雅「それに、ここまつじゅんの家。きれいでしょ？」
「きれいです…いや！あのそうではなくて」
和「ここに来た経緯も教えてあげなきゃ相葉さん。」
二宮さんまでいる…
なにこれ。わたし、なにしたの？
「………あ」
すかさずケータイを取って確認する。
雅「がらけーだ！目ぇさめた！」
しかも白ー？えーゆーなのはうれしい！
とか言ってる。
それよりも。画面に写る文字は夢？
和「死ぬほど来てるんでしょーね、母親みたいなモデルさんから。」
久美子から、84件？
ところどころにあるメールが地獄。
通話通話通話メール通話通話メール通話メールのくりかえし。
雅「あの定員さんいいそびれたんだーかわいそー」
和「84件？なにギネス目指してる？」
わたしのケータイを盗み見て、苦笑。
そのときケータイが震える。
「もぅ……こわい…」
雅「俺らがでよっかー？」
和「娘のケータイから朝イチで男ってあなた分かってるの？」
雅「着信お母さんなのー？」
和「ばか」
こんなこと言ってても、全然、鳴り止まない。
これ、通話料、ばかにならないやつ。
あ、エーユーどうしは０円だっけ？
スマホとガラケーって０円？
鳴り止まない。どうしよう。
「お昼のほうが、いいですよね…？」
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はんくろ(プロフ) - 嵐☆ピカンチさん» あらま！ありがとうございますー（＾ν＾）とってもゆっくりな更新で申し訳なくなるんですが、このコメントでまた！元気を取り戻したいかな！なんて！いやいや、支えになります。考えて書くと一話に収まらないのでしゅぱっと書くようにしてますー頑張らねば！ (2014年10月30日 21時) (
レス) id: c84f86d906 (このIDを非表示/違反報告)
嵐☆ピカンチ - こんにちはo(^▽^)oこのお話めっちゃ大好きですo(^▽^)oめっちゃ面白いですo(^▽^)o続き楽しみにしてますo(^▽^)o更新頑張ってください(^O^) (2014年10月30日 16時) (レス) id: 1cd24c1e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんくろ | 作成日時：2014年2月16日 8時
