#62# だれのせい？ ページ13
決まってるみたいに、かずくんの肩に手を乗せる。じゅんくんよりも、華奢だ。
和「A……」
かずくんは小さいけど。わたしにとっては背伸びをして、届くくらいの。
かずくんのほっぺの下をすくいあげて。
ちょっとだけ、秘密で笑ったら。
ふれるくちびるの横を通って。
赤くなってる耳元で、少しの水を飲み干した。
和「え……？」
わたしの目を見て、少しそらす。
「くちうつし、したかった？」
かずくんが、そんなわけって言って止める。
「したかったら、しても、いいよ」
かずくんは、黙ったまま。
「かお、あかい……てれてる、の？」
はじめて見たAに動揺してるの。
つんつん、してる。それは、誉め言葉？
「ふつうのわたしって、どんなの？」
和「ふつうじゃないよ、あなたは。」
「なにそれ」
和「口に出したらわたし、負けちゃう。だから言わない。」
負ける？なにに？
「惚れるってこと？」
和「そんな風に聞こえるの」
なんて分かりやすいうそ。素直じゃない。
素直じゃない、かずくんには。
「キスは、お酒のせいにして？」
甘い、素直が必要。
「酔ったわたしのせいでも、いいの」
かずくんの視線がわたしの右目、左目って移動する。
「一回だけ、触れてもいい？」
そのくちびるの。
熱に。体温に。優しさに。感触に。
たった、一回だけ。
和「だめって、言えなくなるの。わたし、おかしいでしょ…？」
そう言って。
かずくんは、わたしのくちびるに視線を移す。
翔「はずい！見てらんない！」
きゃー！って逃げ出すさくらいさんに。
かずくんは、呆れたのか安心したのか
小さくため息を、吐いた。
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はんくろ(プロフ) - 嵐☆ピカンチさん» あらま！ありがとうございますー（＾ν＾）とってもゆっくりな更新で申し訳なくなるんですが、このコメントでまた！元気を取り戻したいかな！なんて！いやいや、支えになります。考えて書くと一話に収まらないのでしゅぱっと書くようにしてますー頑張らねば！ (2014年10月30日 21時) (
レス) id: c84f86d906 (このIDを非表示/違反報告)
嵐☆ピカンチ - こんにちはo(^▽^)oこのお話めっちゃ大好きですo(^▽^)oめっちゃ面白いですo(^▽^)o続き楽しみにしてますo(^▽^)o更新頑張ってください(^O^) (2014年10月30日 16時) (レス) id: 1cd24c1e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんくろ | 作成日時：2014年2月16日 8時
