39話 ページ39
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…俺初めて生徒会室に入ったから席無いんだけど。とりあえず余っていた椅子を引っ張り出し,教室のド真ん中に置く。全員の視線がチクチクと刺さってくるが,そんなもの跳ね返し堂々と座らせてもらおう。ヒロインはどんなプレッシャーにも強くあればならぬのだ。
『まず,カッターは誰が刺したのか。これをハッキリとさせよう』
zm｢そんなんお前しかおらへんやろ。あの場に2人きり,綾華は傷を負ってんのに対してお前は何の傷も負っていない。こんなん話す前から結論が出てるようなもんやろ｣
os｢実はそれがなー…カッターの指紋も一応調べてみたんだけど,Aちゃんの指紋は確認されなかった。出てきたのは綾華の指紋だけ｣
rb｢…は？じゃあ誰が綾華を刺したんや!?あの場に他に人が居たって言うんか？｣
ut｢普通に考えて綾華先輩が自分が刺してんやろ。何が目的かは知らへんけど,自分で腕を切ってA先輩に罪を擦り付けた。だからカッターには綾華先輩の指紋しか無かった｣
｢………っ,そんな,鬱くんは私を信じてくれないの？｣
『今頃猫被ってもおせーぞお前。鬱はこっちの味方なんだわ』
ut｢ま,そーゆー事っす綾華先輩。…長引かせて白状するより,さっさと吐いた方が後は楽っすよ｣
途端に悔しそうな顔をするヒロイン(笑)さん。
いやぁ〜この顔見る為だけに生きてるわ!!めっちゃスカッとするぅ〜!!
gr｢…認めるのも癪に障るが,証拠があるならしょうがない。綾華,お前は自分で刺したのか？｣
｢あ…、わ,私は……｣
そうやってグルッぺンが綾華へ尋ねる。
綾華は何も答えず,下を向いてしまった。肩は微かに震えていて,声もか弱い。黙りは肯定と捉えられる現社会に置いてそれは悪手だったようだ。グルッぺンはため息を吐いて,口を開いた。
gr｢この件に置いては,綾華の方に非があると認めよう。｣
『…それでは,次は時々行われていた嫌がらせの件について話そうか。』
sn｢はいはーい。その件については俺が纏めて話させて貰うよ。なんたって俺は綾華ちゃんの傷の手当をココ最近ずっと担当してきたからね。……それに,Aちゃんの手当,もね｣
sho｢お前いつから入ってたんや!?｣
sn｢皆が席に座ってからこっそり入らせてもらったよ｣
俺の事なんて今はどうでもいいでしょ,と言ってペ神は俺の座っている椅子の背もたれに手を置いた。
頼れる味方が近くにいるのが,こんなに安心するものとは思ってもいなかった。
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カナデル音 - すみません、不快な思いにさせてしまうかもしれないんですが、14話の トイレ行ってた☆ が 、トイレ言ってた☆ になってました。 (2023年1月13日 0時) (
レス) @page14 id: 0b43afc423 (このIDを非表示/違反報告)
なる - utさんが良いなあ， (2023年1月6日 10時) (レス) @page43 id: e249b59b06 (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - knさんっすかねぇ....あと、運営の人達もいっぱい出して欲しいっす。 (2023年1月6日 9時) (レス) @page43 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
鱗。 - 僕的にはknさんがいいです…いや…誰でもらぶです…、うぅむ…やっぱりknさん…かなぁ (2023年1月6日 0時) (レス) @page43 id: a56dab92d3 (このIDを非表示/違反報告)
白黒狐(プロフ) - いつも楽しく作品を見させてもらってます！私はutさんがいいなぁと思っていますね。これからも応援してます！！！！ (2023年1月6日 0時) (レス) @page43 id: 411fe2a704 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バなな x他1人 | 作成日時：2020年5月4日 8時
