【小説版】Honey joker (ページ16)

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景「14話！疲れたー！」ページ16

あの後私達はスタバァに行ってから、家に帰った。
ふへー…まだお小遣いあってよかった。あーバイトしたい……

でも今日は嬉しかったなぁー…

私達のTシャツとミサンガがあったのもそうなんだけど、
その周りに、あんなにもファンの人達がいたのが、何より嬉しかった。

「ホントなら…あそこで本人でーす!って言って登場するんだよなー…」

自分で言ったくせに、馬鹿馬鹿しくて切なくなる。

私達は、確かにネット上ではアイドル。
でも現実はごくごく普通の高校生なんだ。

そして…皆は、純粋に、馬鹿じゃないのってぐらい音楽が大好き。
目立ちたいとかそんなんじゃないって、分かってる。

でも……うぅー………っ!!

「あああああああああああああああああああ!!もどかしい!もどかしいよーーー!!」

「お姉ちゃんうるさい!静かにしてよー!」

「あ、ゴメン深月!」

叫んでいたら、妹の深月(中2)に怒られた。
クソ…私の妹のくせに真面目だな!

「ていうか何かアンタ嬉しそうだよね?どし……あ、」

目線を下にすると、深月の腕に黄緑色と灰色のミサンガが付けられていた。

「可愛いでしょ!?新しくできた雑貨屋でハニジョグッズ見つけてさー!友達と買ったの!」

「み、深月…アンタ、ハニジョ好きだったの…?」

「何今更そんな事聞くのー!大ファンだよ!勿論推しメンはミサンガにもあるShineとPrince!
いつか絶対会いたいなー!」

「い…」

言えなー↑い!言えるわけなー↓い!!

頬を紅潮させるぐらい大ファンの人がお前の実姉と幼馴染だなんて言えなーい!

言えたらとっくに言っているー!勉強も出来ているー!

「?…どしたのお姉ちゃん?汗…すごいよ?」

「あ…いや……風呂入ってくる…」

この場にいるのが流石にきつくなったので、風呂に逃げることにした。

「…あとでLINE行こう」

今のこの状況を共有(という名の巻き添え)しないとやってられんわ。

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うわざっつ!ざっつ!!
僕もオリキャラ出しちゃいましたねえへ((