【小説版】Honey joker (ページ2)

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百合音「...えっと、2話。」ページ2

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朝は結構好き。

とりわけ、ぼんやりと明るい早朝の空気は。

それを感じるために、私はいつも早めに登校していたりする。

朝日を浴びたアスファルトが、きらきらとそれに答える。

きっちり三つ編みに揃えた自らの金髪が、歩く度にぴょこぴょこ揺れた。

「百合ちゃーん！待って待って～、あう」

突然、背後から掛けられた声にびくりと肩が跳ねる。

このハイトーンボイスは十中八九、夕藍だ。

結構ハニジョのメンバーにも(特にひーちゃんとか)女の子と間違えられてるけど

私は聞き間違えたりしない。

振り向くと案の定それは夕藍で、ぺたりと地面に這いつくばっていた。

手を差し伸べようと、数メートル先にいるふわふわした彼に近寄った。

「おはよう、夕藍。昨日はよく、眠れたの？...酷いクマが、出来てる。それに、ほら」

「ありがとう。よく判ったね～、百合ちゃん。面白い本を見付けちゃって、遅くまで読んでたんだ」

私の手の平に、私のそれとほとんど変わらないような大きさのふんわりしたものが乗せられる。

彼は起き上がりながら、私の問いに答えた。

「別に、良いよ。ふーん...夕藍らしい。そんなに、本って面白いものなの？」

「面白いよ～。でも、昨日のはファンタジーだから、バリバリ理系の百合ちゃんにはちょっと合わないかも」

「....ふぁんたじー」

「そう、ファンタジー。でも、本当に昨日のやつは面白くてねぇ....まず主人公は金髪の女の子でね、あ、百合ちゃんみたいだ！で、火を吹くドラゴンと仲良くなるお話なんだけど...」

彼の話は止まらない。

身長が低めの夕藍の輝く瞳は、安易に覗く事が出来て。

相づちをぽつりぽつりとつきながら、通学路を歩む。

彼の話す内容はいまいちよくわからなかった(途中で妖精が仲間に加わる時点で非現実的すぎる)けれど

この時間も、心地好くて結構好きな事が判った。

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うわああああお目汚し失礼しましたあああああ

てか駄作過ぎて()

てかココアサイダーちゃんの話が神過ぎて()

夕藍たんを勝手に使っちゃってごめんなさい失礼しましたあああああ

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