26話 ページ26
「Aに会うのめっちゃ久しぶりやな！変わらんなぁ」
「ふみくんも変わらんよ！」
きゃっきゃっと楽しそうに山名くんと話すAちゃんたちの反対側では秋山くんが必死で結菜ちゃんの世話をしてる。そして、隣で出来上がってる水田くん。
「けんしろぉ〜」とベタベタしてくる水田にため息をついていると、水田越しに彼女がひょこっと顔を出す。
「楽しめてます？」
「ん？うん、もちろん」
「ならよかったです」とビールを飲んでるAちゃん。
あ、ほっぺ、ちょっと赤い。
「でも、今日はすみません、急に誘って…」
「いや、全然ええよ、家帰るつもりやったし」
「俺らの誘いはすぐ断ったくせになー」
すかさず余計なことを言うてくる山名くん。
「やかましいわ！」とキレる俺を見てクスクス笑うAちゃん。
「でもびっくりしたわ…結菜ちゃんがこんななってて…」
「結菜、彼氏にフラれてヤケ酒してたみたいで…お店に来たらもうこうなってたんです」
「浮気されたんですー！酷くないですかぁ？」
「はいはい、もう分かった分かった」
机に突っ伏して嘆く結菜ちゃんの頭をペシッと叩いて宥めるAちゃん。
「こんななってるのほっとけなくて…でもせっかくだから大勢が良いかなと…ほんと来てもらってありがとうございます」
丁寧にその場で頭を下げる姿を見て、一ヶ月前に居酒屋で再会した時の彼女を思い出した。あの時もこんな風に綺麗に頭下げて自己紹介してたなっておもうとなんか頰が緩んでいた。
「……賢志郎、そんな顔するんやな」
「……っ！」
油断していたら俺にしがみついて寝てた水田がいつのまにか見上げてて、多分めちゃくちゃにやけた顔を見られたことに恥ずかしすぎて顔を手で隠す。
そんな俺をまた、ふふっと柔らかく笑うから、
「…何笑ってんねん」
「いえいえ、べつにー？」
「笑ろてたやんかー」
そんな話をしていると、
「あー、またAがモテてる」
「…え、」
突然結菜ちゃんがそんなこと言うから、自分の気持ちがバレてしまったのかと内心どきっとした。
「え、Aモテてるの？」
「そうなんですよー」
「だから、モテてなんか、」
「いーや、モテてます」
「ええ！だれに？」
ドキドキしながら結菜ちゃんに皆が視線が集まる。
彼女の口から出た名前に俺の中でまたモヤモヤが広がった。
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ちゅん(プロフ) - リタさん» リタさん。かなり前にコメントくださってたのに返せなくてごめんなさい。河井さんが実は重要な人物だったりします＾＾更新しましたので読んでくださると嬉しいです。 (2019年9月24日 21時) (
レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - なむなむさん» だいぶ前にコメントくださってたのに返さなくてごめんなさい。嬉しいコメントありがとうございます^ ^更新しましたので読んでくださると嬉しいです。二人の行く末を見守ってください＾＾ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
リタ - めちゃめちゃキュンキュンします！健気！でもゆずるくんと今後どうなるのかも気になるし胸が痛くなるけど、それ以上に川西さんがかっこよすぎます更新待ってます(>_<) (2019年2月7日 0時) (レス) id: becfb912c1 (このIDを非表示/違反報告)
なむなむ - 更新待ってます！めちゃくちゃキュンキュンして早く2人の恋がかなってほしいです！ (2019年1月6日 15時) (レス) id: e31a65da9f (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - おこめさん» おこめさんごめんなさい〜(T . T)止まってますがちょっとずつ貯めて更新を企んでます^_^365日ばかりに力が入ってしまい反省です(T . T)更新頑張ります！また遊びに来てください(^^) (2018年12月9日 14時) (レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん | 作成日時：2017年12月19日 9時
