3話 ページ3
「半年前にね、こっち帰ってきた！」
「なんで言わんのよ」
「秋にぃ忙しいかなって」
「気使うよぅになったんやなぁ…なんかショックやわ」
微笑ましい二人の会話に「あはは」と笑う。
秋山くんはほんまに妹みたいに可愛がってるんやな。
話をする中でわかったのはAちゃんは地元の兵庫を離れて東京の美大に通っていたようで、
卒業後はこっちに戻ってデザイン関係の仕事をしていたが仕事を辞めてカフェでアルバイトをしているらしい。
「めっちゃ絵うまいんやで！」と自分のことのように自慢する秋山くんの横でちょっと恥ずかしそうなAちゃん。
長いこと東京にいたせいか、バリバリの関西弁やなくて、変になまった標準語がまた可愛く感じた。
23歳って実際俺らからするとまだ若くて幼く感じてしまう。
短く揃えられた前髪が癖っ毛なんかちょっと跳ねてて、可愛らしい。
よく見たら幼い顔つきだけど整っていて、女の子過ぎないサバサバした感じか話しやすくて丁度いい。
「次なに頼みます？」
「……え、あぁ、じゃあレモンサワー」
「了解です！」
グラスが空いてたゆずるに声をかける彼女は最高の笑顔でそう答えた。
あかんやろ、真正面でそんな顔されたら…
チラッとゆずるを横目で見ると、またジーッとAちゃんの方を見てる。
見過ぎや。
なんでかモヤモヤが広がっていく。
……なんやろ、この感じ…
今考えてることを振り払うように、楽しい飲み会にしようと自ら彼女に話しかけた。
「…っ、Aちゃん…って呼んでもええかな？」
呼んでみたものの、嫌がられたらどうしようって内心ビクビクしながらだった。
そしたらキョトンと目を丸くしたAちゃんは秋山くんと目を合わせてくくっと可笑しそうに笑った。
「ええ、何よ、二人とも」
「いや…ごめんごめん！…ぶはっ！」
なんで笑われてるのか分からず困ってると、斜め前からAちゃんが今度は真剣な顔で尋ねてきた。
「川西さんって覚えてないんですか？」
「え、何を？」
何のことやろ、と頭で考えているとAちゃんは困ったように眉を下げて笑った。
「あたし川西さんと会うの初めてじゃないですよ？」
「……え、」
驚き過ぎてすごい情けない声が出た。
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ちゅん(プロフ) - リタさん» リタさん。かなり前にコメントくださってたのに返せなくてごめんなさい。河井さんが実は重要な人物だったりします＾＾更新しましたので読んでくださると嬉しいです。 (2019年9月24日 21時) (
レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - なむなむさん» だいぶ前にコメントくださってたのに返さなくてごめんなさい。嬉しいコメントありがとうございます^ ^更新しましたので読んでくださると嬉しいです。二人の行く末を見守ってください＾＾ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
リタ - めちゃめちゃキュンキュンします！健気！でもゆずるくんと今後どうなるのかも気になるし胸が痛くなるけど、それ以上に川西さんがかっこよすぎます更新待ってます(>_<) (2019年2月7日 0時) (レス) id: becfb912c1 (このIDを非表示/違反報告)
なむなむ - 更新待ってます！めちゃくちゃキュンキュンして早く2人の恋がかなってほしいです！ (2019年1月6日 15時) (レス) id: e31a65da9f (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - おこめさん» おこめさんごめんなさい〜(T . T)止まってますがちょっとずつ貯めて更新を企んでます^_^365日ばかりに力が入ってしまい反省です(T . T)更新頑張ります！また遊びに来てください(^^) (2018年12月9日 14時) (レス) id: 722850fb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん | 作成日時：2017年12月19日 9時
