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ページ10

「ちょっと落ち着いた?」





「はい」




そう言って鼻をすする








「さっきはほんとごめんね。冷静じゃなかった」





「いや、俺が悪かったんで、大丈夫です。」





「嘘つき、震えてるくせに。」





「それは、まあ・・・」




先輩の言ったとうり



先輩が助けに来てくれなかったらと思うとぞっとする。





「とりあえず、室内移動しようか。今なら多分図書室が開いてる」






「そうですね」







やばい・・・腰抜けた。




立ち上がれない





すると先輩がこっちを見て察したのか






くすっと笑ってお姫様抱っこをしてくれた







「ちょ//恥ずかしいですって//」





「なんで?いいじゃん。お姫様と王子みたいで」









「・・・服ボロボロっすけどね」






「いーの!」



そう言って歩く先輩の姿はちっちゃい子供みたいで可愛い



すきを見て先輩の頬にキスをする









「・・・好きです先輩」









「・・・私もだよ、亮」




そう言って先輩は額にキスしてくる






「もうあんまり可愛いカッコしないでね」





「ふふ、先輩の言うことなら聞きますよ」








「あーそう?ならお仕置きの続きがしたいなあ」









「・・いいですよ」









「え」






自分で言ったくせに、めっちゃびっくりしてるやん(笑)








「ちゃんと躾てくださいね?」








そういうと先輩はいたずらっ子みたいに








「覚悟してろよ」



と笑った。









あーあ、この人には勝たれへんなあ







〜fin〜

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作者名:朱華 | 作成日時:2018年12月30日 4時

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