pink注意 ページ9
数分先輩は黙り込んで、こっちをゆっくり見て口を開けた
「亮ちゃんさ・・」
「は、はい」
返事をした瞬間に壁に押し付けられる
逃げようにも壁ドンされている状態で逃げられないし
「ちょ、先輩足・・///」
先輩の右足は俺の両足の間にあって
所謂股ドンをされていた
「気をつけろってライン送ったよね？なのに何でこんなとこで着替えようとしてんの」
「す、すみませ」
「そんな格好で歩き回ったら変な虫もつくに決まってる」
「あの、先輩とりあえず足どけ、ひゃ///」
「駄目、これはお仕置きだから」
そう言って笑った先輩の顔にいつもの温かさはなくて
「ん、やぁ///ひあっ、ちょ//ほんと、や、め//ぅあ//」
逃げられない状況で下半身を責められてどうしようもできなくなる
「・・連絡あったんだ、安田君から。怪しい客が亮ちゃんのことつけてるって。
いつ店出たって聞いたらもう20分前って言うから焦ってさ」
つま先でやさしく踏まれるように扱われ
頭の中がドロドロに溶けるような感じがする
「ん、ふぁ//ごめ、//なさ//許し、て、ぁ」
「俺が助けに来なかったら、亮ちゃんどうなってた？やめてくださいって言えば許してもらえたの？
ねえ、亮」
低く耳元でささやかれて体が跳ねる
「ひ、う//あ、ちょ、も、無理//せんぱ、やめ//」
怖い
先輩が、怖い
わかってる、俺が悪いけど
こんなこと
「あぁ//う、あ//ダメ//も、でちゃ
ん、ひ//ぁああぁ//」
先輩にしてほしくない・・・
「イっちゃった？残念だな。俺怒ってたのに」
あきれたような目でこっちを見てくる先輩を見て
ああ、おれきらわれたって思った
「・・・りょう？なんで泣いて・・」
「ご、めんなさい。
俺が、悪いです
せんぱ、いの言うことちゃんと
きいてればよかった・・」
こんなに泣いたら迷惑かかってもっと嫌われるんちゃうかと思ったけど
助けに来てくれた安心感と先輩に嫌われた絶望感で胸がいっぱいだった
先輩の顔が、怖くて見れない。
すると体をぐっと引き寄せられて
抱きしめられる
「ごめん、別に亮が悪いわけじゃない。
わかってるけど、でも、なんか頭の中ぐちゃぐちゃで・・・」
そう言って優しく頭を撫でられる
あったかい、先輩の手だった
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作者名：朱華 | 作成日時：2018年12月30日 4時
