孤 独 恐 怖 過 敏 症 。【孤爪研磨】

第三話　新しい家族 ページ4

今日は引き取ってくれる人の家に行く日だ。
久しぶりに私服を身にまとって、しばらくお世話になった場所に別れを告げる。

病院を出ると、その人である、孤爪さんがいた。

孤爪母「こんにちは。」

A「こんにちは！」

病気のことを悟られないように、他人と接するときはできるだけ明るく。

孤爪母「こっちに車止めてるから、おいで。」

A「はい！」

孤爪母「ふふ。Aちゃん元気ねぇ。研磨とは大違いだわぁ。」

A「よく言われます！」

孤爪母「あら、そうなの。これがうちの車よ。乗って。」

A「はい！」

それから他愛ない話をしているうちに孤爪家についた。言い忘れていたが、孤爪家に父はいないらしい。

孤爪母「今日からここがAちゃんのお家よ。」

A「おっきいですね！」

孤爪母「そうかしら。はじめて言われたわ。はい、上がって。」

A「お、お邪魔します…？」

孤爪母「研磨は部活で、帰ってくるまでにもう少しかかるから、その間お部屋案内するわね。」

A「はい！」

トイレ、ふろ場、お義母さんの部屋、息子さんの部屋、私の部屋と、一通り案内され終わって、(私の部屋には、家具がすでに入っていた。)
リビングで少しゆっくりしていたら、息子さんが帰ってきた。

研磨「ただいま」

孤爪母「あら研磨、おかえり。そこ座って。」

お義母さんが、息子さんに私の前の席を勧める。

緊張するなぁ。あんまり同年代の男の子と話したことないからなぁ。
それでも心がけはいつもと変わらない。明るく、元気に、普通の人でいなきゃ。

A「初めまして！今日から孤爪家にいさせてもらう、Aです！よろしくね！」

研磨「…はじめまして。俺研磨。よろしく…」

えっ、なんか興味なさげ…？そう見えるだけ…？いや視線が斜め下むいてるし。
向こうも緊張してるのかな？
何喋ればいいんだ？どうするのが正解？え、どうしよう…

孤爪母「それじゃ、自己紹介も済んだことだし、研磨の部屋でゲームでもしてきたら？」

研磨「え」

A「しましょう！ゲーム。私こう見えて得意なんですよ！」

孤爪母「ならよかった。ほら、研磨。」

研磨「…はい。。。」







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羽珪藻でぇす！
どこで区切ったらわかんなくなっちゃいました(笑)
お気に入り登録してくれてる人がいて、お思わずもう一話書いちゃいました！
ありがとうございます！！うれしくて死にかけました！！ありがとうございます！！！

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